曇りの日も多かったのですが、やはり今年も熱かった8月。
加えてお隣のビル撤去作業で、始終騒音が耐えなかった夏でもありました。
そのような中、佐藤好彦展「捧銃 "SASAGE-TSUTSU"」を好評のうちに終了することができ、スタッフ一同ほっとしています。
去年は那須の倉庫での展示。
広い空間に大物作品が並び、作家佐藤好彦自身のライブ演奏あり、バーベキューありのオープニングでした。
昨年の展示とうってかわって、今年馬喰町ラディウムの展示は48本のギターネックが迫力の濃縮した展示となりました。
訪れたお客さまが一様に「おー!」とおっしゃるのが印象的。
なかなか那須までいけなかった方にとっては久しぶりの好彦作品です。
しかも、これだけまとまって見られるとあって、クローズ直前まで多くのお客さまにいらしていただきました。
本当にありがとうございます。
今回いらしてくださったお客さまの中には、普段アートをご覧にならないロックファン、ギターファンの方もいらして、幅広い方に楽しんでいただけたようです。
特に会期終了間際の金曜日、しかも19:30くらい飛び込んできた方は、「絶対見たかった!」と残業を打ち切って、タクシーで駆けつけてくださいました。
その時は他にもお客さまがお二人、そして作家の佐藤も在廊しており、ほぼ皆初めて顔を合わせたにも関わらず、楽しくギター談義、アート談義に花が咲きました。
ギャラリーは、まず良質の作品を提供する場なのですが、こうして作家を囲んで、あるいはアートを楽しむ人々が集まって、時間と場所を共有するという機能も持ってい場。
これからもこうした“付加価値”のある場をご提供していきたい、そのように思えるひとときでした。
さて、お隣の工事は一通り終了。
これで静かなギャラリーが戻ってきます。
もう少し暑い日が続きますが、9月以降も楽しみな展覧会を企画しております。
これからも馬喰町ラディウムという場を楽しんでいただければ幸いです。